
宝くじのハズレ券はどうしたらいいんだろう。
そう思って手に取った券をそのままゴミ箱へ捨てようとしていませんか?
一見ハズレに見えても、実はまだチャンスが残っている場合があります。
毎年行われる「お楽しみ抽せん」や再抽せんの対象になることもあり、保管しておけば意外な幸運が舞い込むかもしれません。
この記事では、ハズレ券だとわかったら本当にゴミになるのか、どんな使い道や確認方法があるのかをわかりやすく解説します。
ハズレ券の当選番号の見方や300円当せんとの違い、ネット購入時の取り扱い、そして供養という選択肢まで丁寧に紹介します。
宝くじのハズレ券はどうするか悩んでいる方が、後悔なく次の行動を選べるようになる内容なのでぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
- 対象券かどうかと確認手順の全体像が分かる
- お楽しみ抽選の仕組みと当たりやすい実務が分かる
- ネット購入時の確認と申込の流れを理解できる
- 破棄前にとるべき保管と郵送の要点を把握できる
宝くじのハズレ券はどうする?
- ハズレた券はただの紙?
- ハズレ券の確認方法と手順
- ハズレ券の当選番号の見方
- 300円はハズレ券?
- ハズレ券 ネット購入での扱い
ハズレた券はただの紙?

宝くじのハズレ券は、抽せん結果が発表された直後に「外れた」と思って捨ててしまう人が多いですが、実はまだチャンスが残されています。
ハズレ券は即座に無価値と決めつける必要はなく、毎年9月2日の「くじの日」に行われる再抽せん(お楽しみ抽せん)の対象となる場合があります。
この再抽せんは、前年9月1日から当年8月31日までに抽せんが行われた宝くじのハズレ券が対象です。
対象となるのは、主に以下の券種です。
| 対象になる宝くじ | 対象外の宝くじ |
| 通常の全国自治宝くじ | 数字選択式(ロト、ナンバーズなど) |
| 地域限定宝くじ | イベント会場限定販売くじ |
| スクラッチ(ジャンボ・地方) | インターネット専用の抽せん方式のもの |
これらの条件を満たしていれば、ハズレ券でも「もう一度のチャンス」が与えられます。
たとえ賞金が現金でなくとも、家電や特産品、ポイントギフトなど実用的な商品が当たることもあるため、ハズレ券は簡単に捨ててはいけません。
ハズレ券の保管方法とポイント
再抽せんまでの期間、ハズレ券をきちんと保管しておくことが大切です。
雑に扱うと番号が擦れて読めなくなったり、汚損して無効になるおそれがあります。
保管のコツ
- 抽せん期間ごとに分ける
ハズレ券は購入時期や回別によって対象期間が異なります。
封筒やクリアファイルに「第○○回(抽せん日)」とメモして分けておきましょう。 - 湿気・直射日光を避ける
インクが薄れたり紙が変色することがあるため、乾燥した場所で保管します。 - 破損・汚損を防ぐ
郵送で応募する際、券が破れていると無効になる場合があります。
折らずに保管できるように、厚紙やハードケースを活用すると安心です。
こうした一手間をかけておくことで、後日の再確認がスムーズになり、応募時のトラブルを避けられます。
ハズレ券を「まだ可能性を持つ資産」として丁寧に扱うことが、次のチャンスを掴む第一歩です。
ハズレ券の確認方法と手順

宝くじのハズレ券を再確認する際は、段階を追って慎重に進めるのがポイントです。
見落としを防ぐために、以下の流れに沿って確認しましょう。
ステップ①:券面情報を特定する
まず、手元の券に記載されている回別・組・番号を確認します。
券種によって記載位置が異なりますが、通常は右下または左下にあります。
この情報をもとに、公式サイトや新聞掲載の当せん番号一覧と照合しましょう。
ステップ②:一次抽せんでの当せん有無を確認
続いて、一次抽せん(本来の抽せん)で当たっていないかを確認します。
とくに、末等(たとえば300円)は見落とされがちです。
番号が一致していれば、まだ支払期間内である可能性があるため、最寄りの宝くじ売り場で手続きを行うことができます。
ステップ③:支払期間内かを確認
宝くじの当せん金には有効期限(支払期間)があります。
多くの場合、抽せん日から1年間です。
期限を過ぎると、当たっていても換金できなくなるため、気づいたらすぐに確認することが大切です。
ステップ④:お楽しみ抽せんの対象かを確認
一次抽せんで外れた場合でも、次に確認すべきはお楽しみ抽せんの対象かどうかです。
対象となるのは「前年9月1日から当年8月31日までに抽せんが行われた宝くじ」。
スクラッチくじには裏面に「くじの日お楽しみ抽せん対象」と明記されていることもあるため、裏側の注意書きも見逃さないようにしましょう。
対象外のくじ(数字選択式、イベントくじなど)は、先にまとめて除外しておくと、再確認の作業がスムーズです。
効率的な照合のコツ
- 末尾4桁の番号だけをメモして一覧にする
- 抽せん発表日に照合をまとめて行う
- 当たり券の可能性があるものを別に保管しておく
こうした段階的な確認を習慣にすれば、うっかり見逃してしまうミスを防げます。
ハズレ券も「確認すべき資産」として扱い、次のチャンスを確実にものにしましょう。
ハズレ券の当選番号の見方

お楽しみ抽せんの当たりは、対象ハズレ券の「下4桁の番号」が当選番号に一致しているかによって決まります。
組番号の照合は不要で、末尾の数字だけを見ればOKです。
これは、通常の抽せんとは異なり「敗者復活戦」に近いシンプルな仕組みになっているため、誰でも簡単に確認できます。
基本の確認ステップ
- 券面の番号を確認
券の右下や中央部分に印字された6〜7桁の番号のうち、下4桁を確認します。 - 発表された当選番号と照合
くじの日(毎年9月2日頃)に公式サイトや新聞、販売窓口で公表される当選番号をチェックします。 - 組番号は無視してOK
お楽しみ抽せんでは「組」は関係なく、番号の末尾4桁が一致すれば当たりです。
スクラッチくじの注意点
スクラッチの場合、通常の番号とは別に「お楽しみ抽せん専用番号」が印字されているケースがあります。
これを見誤って通常番号で照合すると誤判定になるため、どの番号を使うかを券面で必ず確認しましょう。
効率的な確認のコツ
大量の券を一度に照合する場合は、以下のような方法がおすすめです。
- 末尾4桁だけを抜き出してメモ一覧を作る
番号の一覧を表形式にすれば、チェックがスムーズになります。 - 同じ順序で並べ替えて照合
昇順または抽せん番号順に整列させると、照合ミスを減らせます。 - 当たりの可能性がある券は別封筒へ移す
該当券をすぐに分け、申込書の記入や郵送準備を同時に進めましょう。
慣れてくると、数十枚の券でも短時間で確実に確認できるようになります。
この作業を「抽せんの儀式」として楽しみながら行うのも、宝くじファンにとっての一つの楽しみ方です。
300円はハズレ券?

「ハズレ券300円」という表現を耳にしたことがある人も多いでしょう。
これは一次抽せんの末等当せん(300円)を指す通称であり、「ハズレ券が現金になる」制度ではありません。
つまり、その券はそもそも“ハズレ”ではなく、“当たり”の一種ということです。
末等300円の仕組み
通常、宝くじでは高額賞のほかに、末等(最下位等級)として300円などの当せん金が設定されています。
番号の下一桁や下二桁が一致するだけで当たることが多く、当せん確率も比較的高めです。
| 等級 | 当せん金額 | 当せん条件(例) |
| 1等 | 数億円 | 組・番号すべて一致 |
| 2等〜5等 | 数十万円〜数千円 | 番号の一部一致 |
| 末等 | 300円 | 下1桁または下2桁一致 |
ハズレ券との違いを理解する
- 末等300円は当たり扱い(現金換金可能)
⇒ 支払期間内なら、売り場でその場で受け取れることが多いです。 - お楽しみ抽せんは「敗者復活」扱い(賞品応募)
⇒ 現金ではなく、カタログギフトや商品などが当たります。
この違いを理解せずに「ハズレ券で300円がもらえる」と勘違いすると、応募や換金の手順を間違える原因になります。
呼び名に惑わされず、“現金か賞品か”という軸で判断すると混乱しません。
ハズレ券 ネット購入での扱い
宝くじのオンライン購入が一般化し、紙券を手元に保管しないケースが増えています。
こうしたネット購入分の扱いは、紙券とはやや異なるため注意が必要です。
ネット購入での確認方法
数字選択式(ロト・ナンバーズなど)はお楽しみ抽せんの対象外ですが、通常の宝くじを公式サイトで購入した場合は、マイページ上で自動的に抽せん結果が反映されます。
当せんやお楽しみ抽せんの対象案内も、通知メールやマイページ上で確認可能です。
見落としを防ぐチェックポイント
- メール通知をONに設定
当せん結果の通知を受け取れるようにしておくことで、見逃しを防げます。 - マイページに定期的にログイン
抽せん後すぐに結果が反映されるため、定期確認が習慣になると安心です。 - 対象期間を確認
ネット購入でも、紙券と同様に前年9月1日〜当年8月31日が対象になります。
紙券とネット購入の違い
| 項目 | 紙券購入 | ネット購入 |
| 管理方法 | 手元で保管 | マイページで自動管理 |
| 確認方法 | 公式結果を手動照合 | 自動反映・メール通知 |
| 申込方法 | 券を郵送して応募 | ウェブ上で応募または自動処理 |
| 紛失リスク | あり | なし(データ保管) |
郵送とオンライン手続きの違いを理解する
紙券を郵送して応募する場合は、宛先や期限を確認して自分で手続きを行います。
一方、ネット購入分はオンラインで処理されるため、自動応募や案内メールの対応のみで完了するケースもあります。
そのため、「自分の購入方法が紙券かネットか」を明確に把握しておくことが非常に重要です。
それぞれの手順を理解しておくことで、受け取り漏れや申込遅延といったリスクを防げるようになります。
宝くじのハズレ券はどうやって確認、換金する?
- ハズレ券:換金の可否と注意点
- ハズレ券:商品の受け取り方
- 宝くじお楽しみ抽選では何が当たる?
- ハズレ券の供養方法とマナー
- 【まとめ】宝くじのハズレ券には敗者復活抽選がある
ハズレ券:換金の可否と注意点

ハズレ券を現金に換えることはできません。
換金の対象は一次抽せんで当たった券のみで、支払開始からの期間内という条件が伴います。
一方、お楽しみ抽せんは賞品を受け取れる仕組みであり、現金支払いとは別運用です。
ここを取り違えると、窓口で断られるなどの行き違いが起きやすくなります。
郵送手続きでは、券裏への住所氏名と電話番号の記入、指定宛先の正確な記載、追跡可能な方法(簡易書留や特定記録)の選択が肝心です。
封入物の不足や宛先違いは差し戻しの原因になります。
スクラッチや地域別の券では記載仕様が異なることがあるため、裏面の注意書きを丁寧に確認してください。
期限管理、宛先の確認、記入漏れ防止という三点を押さえると、手続きの失敗が減ります。
換金・郵送の早見表
| 目的 | 対象 | 受け取り方法 | 期限の目安 |
| 一次抽せんの当せん金 | 当せん券 | 窓口や案内に従い手続き | 支払開始から1年程度 |
| お楽しみ抽せんの賞品 | 対象期間のハズレ券で当たり | 指定宛先へ郵送後に選択 | 抽せん年の10月末前後が多い |
ハズレ券:商品の受け取り方
お楽しみ抽せんの当たりは、カタログから希望の賞品を1点選ぶ方式が一般的です。
食品や今治タオル、長期保存食、真空マグ、ポイントや二次元コードなど、生活に根ざした実用品が並ぶ傾向があります。
流れは、券裏の記入を済ませ、指定宛先へ追跡可能な方法で郵送し、その後に届くカタログから希望を返送するという順番です。
ポイントやサイト連携の賞品では、会員登録やメール受信設定が必要になる場合があります。
発送先は国内限定が通例で、申込締切を過ぎると無効になるため、投函期限をカレンダーに控えておくと安心です。
封入物は平面で動かないように固定し、券面の汚損を避けるために厚紙を添えると、輸送中のトラブルを抑えられます。
記入・封入チェックリスト
| 項目 | 内容 |
| 券裏の記入 | 住所氏名と電話番号を読みやすく記入 |
| 同封書類 | 申込書や必要事項の控えを同封 |
| 郵送方法 | 簡易書留または特定記録で追跡 |
| 期限管理 | 郵送締切とカタログ申込締切を確認 |
宝くじお楽しみ抽選では何が当たる?
お楽しみ抽せんの賞品は毎年少しずつ入れ替わり、価格帯が概ねそろうよう設計されています。
米の食べ比べセットや実用品のタオル、災害に備える保存食、使い勝手のよいマグボトル、ポイントや二次元コードなど、幅広いニーズに応えるラインアップが見られます。
どれか一つを選ぶ形なので、家族構成や生活習慣に照らして実用性の高いものを選ぶと満足度が高まるでしょう。
当たった直後に迷わないために、過去の傾向から候補を事前に思い描いておくとスムーズです。
保存性、使用頻度、保管スペースなども選定基準に含めると、届いてからの活用度が上がります。
応募のタイミングに合わせ、受取先住所の変更や長期不在の予定があれば、申込前に調整しておくとよいでしょう。
ハズレ券の供養方法とマナー
ハズレ券 供養は、感謝と区切りを込めて外れくじを整理する方法として選ばれています。
外れくじの供養を受け付ける神社や寺院があり、持参か所定の手続きで郵送するのが一般的です。
手順や納め方は社寺ごとに定めがあるため、案内に沿って志納金、氏名や連絡先、同封方法などを整えます。
近隣に受け入れ先がない場合でも、郵送供養に対応する社寺が存在します。
いきなり送付するのではなく、申し込みの流れや必要事項を確認してから手配するとスムーズです。
供養は義務ではありませんが、気持ちの整理につながり、次回の購入や保管の姿勢を整える契機にもなります。
心の持ち方に合う選択肢として検討してみてください。
【まとめ】宝くじのハズレ券には敗者復活抽選がある

宝くじのハズレ券はどうするか迷ったときは、すぐに捨てずに確認と保管を心がけましょう。
毎年9月2日のくじの日には、前年のハズレ券を対象としたお楽しみ抽せんが行われ、思わぬ当せんの可能性があります。
ネット購入の場合もマイページで確認でき、紙の券とは異なる手続き方法が用意されています。
ハズレ券を正しく理解し、捨てる前に確認を行うことで、もう一度幸運をつかむチャンスが広がります。
- ハズレ券はくじの日の再抽せん対象か必ず確認する
- 対象期間は前年九月一日から当年八月三十一日まで
- 数字選択式やイベントくじは対象外として扱う
- お楽しみ抽せんは末尾四桁一致で当たりが決まる
- スクラッチは専用番号を使い通常番号と区別する
- 末等三百円は一次抽せん結果で混同しないように
- 一次当せん金は支払期間内に手続きを完了させる
- お楽しみ抽せんは現金ではなく賞品を選んで受取る
- 郵送は簡易書留や特定記録で追跡できる方法を選ぶ
- 券裏に住所氏名と電話番号を読みやすく記入する
- 申込書類の不足や宛先間違いを封入前に再確認する
- カタログ到着後は期限内に希望賞品を返送して完了
- ネット購入はマイページで結果と案内を確認する
- 保管は期間別に分類し再照合しやすくしておく
- 供養は社寺の案内に従い感謝を込めて丁寧に依頼する



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